サトウキビの糖分を原料とした蒸留酒として最も代表的なのは「ラム酒」です。ラム酒はサトウキビから砂糖を精製する過程で生じる副産物の廃糖蜜(モラセス)やサトウキビの搾り汁を発酵させ、蒸留したお酒です。糖度の高い糖蜜を原料にしているため、発酵が容易でアルコール度数の高い蒸留酒が作れます。ラム酒は世界的に有名なスピリッツの一つで、カクテルにもよく使われます。 また、サトウキビ由来の蒸留酒にはブラジル産のカシャッサや日本の黒糖焼酎もありますが、特に糖蜜や搾り汁を使って直接蒸留する蒸留酒としてはラム酒が典型的です。 したがって、サトウキビの糖分を原料とした蒸留酒は「ラム酒」が該当します.