医療費の財源で一番多いのは「保険料」です。2022年度の国民医療費の内訳を見ると、保険料(企業負担分も含む)が全体の約50.0%を占めて最も大きな割合となっています。次いで多いのは国と地方を合わせた公費で約37.9%、患者の窓口負担が約11.6%です。これは企業や国民が納める保険料が医療費の主要な財源となっていることを示しています。
医療費の主な財源割合(2022年度)
- 保険料(企業負担分含む):約50.0%
- 公費(国・地方自治体):約37.9%
- 患者窓口負担:約11.6%
この割合は近年も大きな変化はなく、保険料が医療費の主要な財源であるという構造が維持されています。医療保険制度の仕組み上、国民全体から保険料として集められたお金が医療費の半分以上を負担しているため、保険料負担の適正管理が重要視されています。